地震大国日本では近年BCP対策が急速に進み、非常時の安全確保への取り組みが求められています。 特に地震による火災の対策には大きな注目が集められています。
平成21年9月に加圧防排煙の告示(国土交通省1007・1008号)により、送風機稼働時の扉の開放力を「100N以下」と規定されました。火災時の避難経路安全、消防活動に有効な、圧力差による開放軽減困難を解消する防火戸を開発しました。
平成21年9月に加圧防排煙の告示(国土交通省1007・1008号)により、送風機稼働時の扉の開放力を「100N以下」と規定されました。
通常、加圧防排煙作動時に扉の開閉力・100N以下とするためには、防火ダンバーなどの圧力調整装置の設置が必要ですが、付室の条件により防火ダンパー等の必要面積の確保、意匠性、コストなどの設計上の課題が生じていました。そこで、扉単体で火災時の避難経路の安全性を確保し、圧力差による開閉力を軽減する扉を開発しました。エア・バランサーは独自の開放軽減機構により、加圧防排煙作動時でも100N以下で開閉します。
※圧力調整装置の設置は条件、区画面積などにより変わります。
※エア・バランサー単体で100N以下の開閉力を保証するものではありません。付室の条件により、圧力調整装置を必要とする場合もあります。
加圧防排煙が作動しない平常時は一枚扉として開閉が可能です。
独自の開放軽減機構により圧力差による開閉負荷が生じた場合のみ、戸先側のバランス扉が回転する構造です。
回転したバランス扉の隙間に空気の通り道ができることで、気圧の高い方から低い方へ空気が流れていくため、圧力差が軽減され、開けやすくなります。
バランス扉はほぼ90°まで開きます。手を離すと自動的に閉鎖します。
防火区画と区画外の圧力差が500Pa時であっても開放軽減機構により100N以下の力で扉を開放できます。
エア・バランサーは平成25年、消防防災機器等の開発・改良に関する表彰(通称:消防庁長官表彰)で「優秀賞」を受賞しました。
消防関係者が消火活動を行う際に、消防ホースをエア・バランサーの下部に通すことで、開け閉めのたびにホースが挟まれることがありません。
溶融亜鉛めっき鋼板t1.6
ステンレス鋼板t1.5
EPDMまたはクロロプレンゴム
溶融亜鉛めっき鋼板t1.6
溶融亜鉛めっき鋼板t2.3
溶融亜鉛めっき鋼板t1.6
防錆塗装仕上
焼付け塗装(オプション)
W750〜1100、H1800〜2400
W1100〜2200、H1800〜2400
●物件ごとに付室の大きさ、形状、給気口の設置位置により、発生差圧が変化します。本製品単体のみで差圧影響を解消できない場合があります。
●加圧防排煙設備の給気口位置により扉面に直接風が当たり扉が閉まらない場合、圧力調整装置の増設、もしくは給気口の位置変更が必要です。
表面材に板厚1.6mmの溶融亜鉛めっき鋼板を使用した一般的な内部用・外部用のスチールドア。 フラッシュ・窓付き・ガラリ付き・框タイプなど幅広く対応します。
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