マンションの駐車場出入り口の管理用シャッターとして、お待たせしない「高速開閉」、利用車が多く開閉頻度に対応する「高頻度」、建物に伝わる振動を抑えた「低振動」、という機能を追求したグリルシャッターです。
開スピードは約10m/分。シャッター全開に要するスピードが速いので、出勤時や帰宅時の車庫出し・車庫入れがスムーズに行えます。また1時間に約30回(最大値)の開閉に耐える高頻度、高耐久設計です。
開口高さ3.2mのときの上昇時、下降時のスピードを比べています。(シャッターの大きさ、設定等によりスピードは変わります)
シャッター開閉時の作動音は62dB以下。住まう人の心地よい睡眠、そして爽やかな目覚めのために、自動超芯機構をはじめ、多くの静音機構を取り入れました。62dBとは普通の会話程度の音です。
重量グリルシャッターの速度は通常1倍速ですが、それをインバータ制御(スロースタート、スローストップ)で3.2倍速にし、その騒音レベルをシミュレーションすると約70dBになります。大静快は3.2倍速でも平均59dBなので、その静かさが際立ちます。
低振動開閉機、自動調芯機構や防振ゴム、開閉動作のインバータ制御により開閉時の建物に伝わる振動を当社重量グリルシャッターに比べ1/4に低減しました。大型トラックが家の前を通過したときの振動が、乗用車位になった感覚です。
データは当社において振動の測定を行ったものです。建物構造やシャッターの大きさに等によって開閉振動はかわるため参考データとお考えください。
幅は最大6.4m、高さは最大4.2mのワイド設計だから間口も広々。これならハイルーフ車や3ナンバー車の駐車場からの出し入れも、余裕の交互通行が可能です。
運転モードには【自動モード】と【手動モード】があります。「開」操作は、いずれも車の中からリモコンで行ないます。
その後、車が通過すると【自動モード】の場合はシャッターは自動的に閉まります。【手動モード】の場合は、再びリモコンで「閉」操作を行ないます。
リモコンはオプションです。
・障害物の形状や車両の種類、停止位置によっては光軸を遮らない場合があります。
・車両で光軸を遮っても、シャッターの降下位置や車両の進入スピードなどにより、シャッターと車両が接触してしまうことがあります。
・車両や障害物とシャッターが接触した際、シャッター重量により、シャッター本体や接触したものが損傷することがあります。
・安全装置を搭載しておりますが、あらゆる条件下で安全を保証するものではありません。
シャッター降下時に、感知範囲に人や車が進入すると、シャッターは反転上昇し、上限で停止します。
シャッター降下時に人や車が出入りして、センサの光軸を遮ると、シャッターは反転上昇し、上限で停止します。
シャッターに引っ掛かった障害物を感知するとシャッターは停止し、巻込みを防止します。
オプションの非常電源装置ジェットパワー(JP-75E)を設置することで、停電時でも蓄電池電源により一時的に電動でシャッターを開けることが出来ます。
※非常電源装置を設置していない場合、停電時に手動ではシャッターを開けることはできません。
詳細はこちらでご覧ください。
W2.0〜6.4m、H1.7〜4.2m
詳細はカタログをご覧ください。
ステンレス鋼管(標準仕様)φ19
ステンレス鋼管+クリア塗装(高防錆仕様)
ステンレス鋼管
ステンレス鋼管 クロロプレンゴム
ポリアセタール
溶融亜鉛めっき鋼板またはステンレス鋼板
アルミニウム合金押出形材またはステンレス鋼板
消音帯:硬質ポリエチレン
角ケース:ステンレス鋼板または溶融亜鉛めっき鋼板(錆止塗装)
天井納まりケース:上面、側面ー溶融亜鉛めっき鋼板、
下面ー溶融亜鉛めっき鋼板またはステンレス鋼板
3相200V±10%
周波数50/60Hz
400W
レーザスキャナー、光電管センサ
回転灯、ブザー、信号灯
レーザスキャナー(障害物感知用と兼用)、3点式リモコン、3点式押しボタンスイッチ
ジェットパワー
15年/30万回開閉
※「設計耐用回数・年数」は保証値ではありません。保証期間については「製品保証」を参照してください。
※「設計耐用回数・年数」はお客様による適切な維持・管理とお手入れを行ない、かつ専門技術者による定期的なメンテナンス(定期交換部品の交換、注油、調整など)を実施した場合の数値です。なお、沿岸部、温泉地帯、化学・薬品工場などの腐食性環境や、大気中の砂塵、煙などが商品に付着する場所、および高温、低温、多湿などの使用環境下では、記載数値を満足しないことがあります。
※「 設計耐用回数/年数」を超えてご使用いただいた場合、専門技術者による点検でも発見できない劣化や摩耗が進行しており、機能低下や不慮の事故、製品の破損などにつながるおそれがありますので製品一式の交換をおすすめします。
※正常なご使用方法でも、ガイドレールとシャッターカーテン、またシャッターカーテン同士の接触部分では、磨耗、傷、音、サビなどが発生する場合があります。
周囲温度:-10℃~+40℃
周囲温度:85%RH以下
周囲環境:粉塵、有毒ガス、結露、凍結のないこと
大静快は使用頻度(開閉回数)が高い場所に設置される場合には、定期的な点検、部品交換が必要です。定期点検契約とマンションに設定される場合は長期修繕計画への算入をお願いいたします。
大静快のカーテンはグリル状のため、風が抜けていく構造ではありますがパイプ部分が風を受けることでカーテン全体がたわみます。そのため、耐風圧性能およびカーテンたわみ量を事前にご確認のうえ、ご採用ください。また、台風や突風など瞬間的に風圧力がかかった場合は、耐風圧性能値以下でも製品が破損することがあります。
車両台数が目安として80台以上の場合、開閉頻度が高くなるため早期に部品交換が必要な開閉回数に到達します。そのため、車両の出入り口を2箇所設けて頂いたり、開閉タイマー(オプション)を使用して利用頻度の高い時間帯はシャッターを開放しておいたりすることをご検討ください。
高速・低振動グリルシャッター大静快は、高速開閉・高頻度開閉・高耐久性・安全設計(複数の障害物感知装置)といった特徴をもった製品です。これらの機能・性能を維持し、末永く安全安心にご使用いただくためには、有資格者による定期的な点検と部品の交換が不可欠です。
定期点検契約を結んでいただきますと、定期的に製品の機能・性能を維持するための診断を行います。その結果に基づき、必要に応じて整備を行います。定期点検をすることで不具合の発生時期をある程度予測することが可能となり、調整や部品交換等の処置を施すことで製品故障により開閉ができなくなる事や、故障したまま使用を続けることにより他の部品にダメージを与えてしまうといった心配が軽減されます。
高速・低振動グリルシャッター大静快に使用されている部品には、表面上は正常に見えても経年劣化等により機能が低下するものもあります。以下の部品は動作安全上、特に保安部品として必ず交換が必要です。
●交換時期は定期点検契約に基づいた点検・整備が行われている場合の目安です。
●交換時期は目安であり、使用状態、使用環境によって大きく異なります。
●交換回数は制御盤のカウンタでご確認ください。
●15万回開閉の目安は、1日50回開閉した場合に約8年経過後とお考えください。
製品に関するご質問・ご相談など、お気軽にお問い合わせください。