シャッターをガス切断機やエンジンカッターなどで破壊することなく、消防放水の水圧で外部から素早く開放できる水圧開放装置です。
●火災による停電時でも、消防隊のホースを給水口(送水口)に連結し放水すると、非常電源装置が作動しシャッターは素早く開放します。
● 消防隊の使用水量はわずかで起動するため、消火ホースをすぐ取りはずし、そのホースで消火活動ができます。
● 誤報による消防隊の出動は9割を超すといわれています。シャッターを破壊することなく、速やかに屋内点検ができ、財産保護という面からも大きなメリットとなります。
●新設のシャッターはもとより、既設のシャッターにも取付けられます。営業担当にお問合せください。
● 水圧スイッチは、(財)日本消防設備安全センターの認定品です。
性能評定番号:評14-134号、また非常電源装置(インバーター)は蓄電池設備認定委員会の認定品です。
認定番号:18S2045(有効期限平成30年2月27日〜平成33年2月28日)
●蓄電池の寿命は4〜5年です。それ以上経過しますと交換が必要になります。
●2台のシャッターを1台のジェットパワーで順次開放することができます。(オプション)
消防法では、避難上または消火活動上、有効な開口部のない階を無窓階と呼んでいます(施行令第10条第1項5号)。また開口部は格子その他の内部から容易に避難することを妨げる構造を有しないものであり、かつ外部から開放し、または容易に破壊することにより進入できるものであることと規定され(施行規則5条の第2条第2項3号)、シャッターは一般に有効な開口部として認められず、そのため消防用設備等の強化が義務付けられています。しかし、ジェットパワーを取付けることにより、シャッターが有効な開口部として認められ(消防設備関係通達質疑応答集、問3)、消防用設備等の設置義務が緩和されます。
建物の用途・構造等によって緩和内容が異なりますのでご注意ください。一例を表に示します。
(財)日本消防設備安全センターの定める「シャッター等の水圧開放装置の試験方法及び判定基準」に適合し、水圧が0.2MPaを超えてから30 秒以内に作動します。
【注意】上記水圧は試験値であり、実際の作動水圧はノズルの形状や放水の仕方で変わります。なお試験は上記基準に則り、0.008~0.01MPa/sで加圧上昇させた放水で行なっています。
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